【オールラウンドの作り方】フラワーアレンジメントの基本形の作り方とポイント|初心者でもわかりやすい手順と解説、花材の選び方をお伝えします


フラワーアレンジメントの基本形【オールラウンド】について

【オールラウンド】基本知識

オールラウンドとは、フラワーアレンジメントの基本形の1つです。

真上から見ると円の形、横から見ると半球形(ドーム状)になるようにアレンジします。

どこから見ても美しい四方見のアレンジメントなので「オール」、丸い形から「ラウンド」、合わせて【オールラウンド】と呼ばれています。

【オールラウンド】使い方と飾る場所

オールラウンドを作れるようになると、自宅で飾るのはもちろん、ギフトやパーティー装花にも使えます。

飾る場所は、自宅ではダイニングテーブルの中央に、パーティーなどでは客席の中央に飾ります。

四方見なので、中央に飾って楽しむアレンジメントです。

大きさや高さを変えることで、様々な場所に飾ることができます。

【オールラウンド】使用する花材と選び方

オールラウンドでは以下の4タイプの花材を使います。

・ポイントフラワー

 メインとなる花材です。1本に花が1つ咲く、バラ、輪菊、ダリア、シャクヤクなどを選びましょう。

・マスフラワー

 インパクトの強い(≒花が大きい)花材です。1本に花が1つ咲く、ガーベラ、カーネーション、トルコキキョウ、アンスリウムなどを選びましょう。

・フィラフラワー/ラインフラワー

 フィラフラワーは1本に小花が数輪咲くもの、ラインの花は1本に細長い花が1つ咲く花材です。

 スイートピー、スプレーバラ、スプレーストック、オキシペタルム(ブルースターやホワイトスター)、ベロニカ、スカビオサなどを選びましょう。

・グリーン

 葉物やハーブなどの花材です。3種類以上用意するとナチュラルなアレンジメントに仕上がります。

 マルバルスカス、ユーカリ、ローズマリー、アイビー、ミント、セントーレアなどを選びましょう。

【オールラウンド】作り方と手順

①花器にフローラルフォームをセットします。

花器からに合わせてフローラルフォームをカットします。

フローラルフォームに十分給水させます。

花器からフローラルフォームが約2㎝出るようにセットします。

②グリーンで丸いホリエージをつくります。

花器の直径+2㎝でグリーンをカットし、水切りします。

はじめに縦横十字にグリーンをいれます。

円形になるように十字の間にグリーンをいれます。

③ポイントフラワーをいれます。

花器+フローラルフォームの長さでポイントフラワーをカットします。

フローラルフォームの中央に真っ直ぐポイントフラワーをいれます。

④マスフラワーをいれます。

マスフラワー3本(バラ1本、カーネーション2本)

ポイントフラワーより徐々に低くなるようにマスフラワーを3~6本いれます。

中心に向かって放射線状にいれるときれいにアレンジできます。

マスフラワー6本(バラ1本、カーネーション2本、チューリップ1本、ストック2本)

⑤フィラフラワー/ラインフラワーをいれます。

フィラフラワー/ラインフラワー3本(スイートピー3本)

フィラフラワー/またはラインフラワーをマスフラワーの間に3本~9本いれます。

フィラフラワー/ラインフラワー3本(スイートピー3本、ストック一重3本)
フィラフラワー/ラインフラワー3本(スイートピー3本、ストック一重3本、アリストロメリア3本)

⑥グリーンで形を整えます。

タラスピをいれる

タラスピやホリエージで余ったグリーンをいれて、フローラルフォームが見えなくなるように仕上げます。

グリーンで整える

グリーンは花よりも低くなるようにいれると花が際立ちます。

【オールラウンド】美しくアレンジするポイント・コツ

オールラウンドは四方見のアレンジメントです。

どこから見ても美しいように、お花のバランスが偏らないように入れましょう。

ポイントフラワーを一番高く真っ直ぐに、その他の花は徐々に低く角度を下げて入れ、横から見てきれいなドーム状になるように形作ります。

花同士がくっつかないように、空間を活かして配置するとナチュラルなアレンジメントに仕上がります。

ポイントフラワーを変えてみたり、色合いを変えて、色々なオールラウンドをつくって楽しみましょう。


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