こんにちは、鳥取市のイギリススタイルフラワーアレンジメント教室「Atelier Laulier(アトリエ ローリエ)」の大久保智佳子です。
今回は、常緑樹の生花を使ったフレッシュグリーンリースの作り方と飾り方のポイントをご紹介します。
目次
フレッシュグリーンリースの材料
生花材料
ベースとなる常緑樹は、サツマスギ(ヒムロスギ)やコヒバ、ブルーアイスなどの針葉樹です。
今回は、サツマスギとブルーアイスを使用します。
購入時は枝分かれの多いものを選びましょう。
- サツマスギ 50cm 4~5本
- ブルーアイス 50㎝ 1~2本
※本数は目安です。枝のボリュームによって本数は変わります。
リースのポイントに月桂樹(ローリエ)やユーカリを使うと動きが出ます。
枝分かれの多く、先端がたくさんあるものを選びましょう。
- 月桂樹(ローリエ) 50cm 1~2本
- ユーカリ 50cm 1~2本
※本数は目安です。枝のボリュームによって本数は変わります。
道具類
道具は、
- 土台用リース
- リースワイヤー #26
- はさみ
- 剪定ばさみ
- オーナメント固定用ワイヤー #24~#26
- フック用ワイヤー #24
などです。
オーナメント固定用ワイヤーやフック用ワイヤーはフローラルテープを巻いて準備しておきます。
オーナメント
お好きなオーナメントを用意します。
今回は、
- ドライフルーツ
- コットンフラワー
- 椿の実殻
- 松ぼっくり
- モミジバフウの実
- ラフィア
を使います。
フレッシュグリーンリースの作り方手順
グリーンをカットする
サツマスギとブルーアイスを12~13㎝にカットします。
枝が先端に残らないように、葉の付け根のすぐ上で切るときれいなリースになります。
葉の先端のきれいな部分と、枝の途中の部分は分けて置いておくと、リースを組む際に便利です。
月桂樹やユーカリも同じ長さにカットします。
リース土台にリースワイヤーを固定する
リースワイヤーをリース土台に2、3周巻き付け、玉結びを2回します。
リースワイヤーの短い方の端はリース土台に入れ込み、先が出ないようにします。
※リースワイヤーの長い方は最後まで切らずに使用します。
リース土台にグリーンをつける
①,サツマスギを途中部分2つに先端部分を一番上にくるようにして、葉先を外側にリース土台に置きます。
②,リースワイヤーを引っ張りながら、サツマスギの根本1㎝のところで2~3周巻き、さらにリースワイヤーを引っ張ります。
③,①の少し下に同じように、次は葉先が内側になるようにリース土台に置き、②と同じくリースワイヤーを巻きます。
④,①~③を繰り返します。
⑤,サツマスギのとブルーアイスをバランス良くつけていきます。
⑥,ポイントに月桂樹やユーカリも同じようにつけます。
⑦,1周したら、①のサツマスギを持ち上げて、ギリギリまでグリーンをいれます。
リースワイヤーを固定する
グリーンを入れ終わったら、リースワイヤーを土台に2~3周巻き、玉結びを2回します。
リースワイヤーを2~3残してカットし、先端をリース土台に入れ込みます。
フックをつける
リースの表を見て、上にする位置を決めます。
上にする位置の裏側に、ワイヤを土台に巻き付け固定します。
フックの輪の大きさは飾る位置に合わせて調整します。
オーナメントをつける
①,オーナメントをリースに仮置きします。
②,ラフィアでリボンを作り仮置きします。
③,全部の位置が決まったら、スマホ等で撮影しておきます。(←あとから位置を確認するため)
④,オーナメントにオーナメント用ワイヤーを巻きます。
⑤,オーナメント用ワイヤーをリース土台の裏側で固定します。
⑥,スマホの写真で位置を確認しながら全てのオーナメントをつけます。
⑦,裏返してぺったんこになったグリーンを手でワサワサして起こします。
フレッシュグリーンリースの飾り方
リースを飾る道具
リースを飾る道具はリースフックと呼ばれ、ドアに掛けるものや、磁石タイプ、ピンや接着テープのものがあります。
うちでは、室内ではピンタイプの「マジカルピンフック」を使用しています。
壁が白いので、ほとんど目立たないのが良いです。
屋外では、接着テープタイプの「コマンドフック屋外用」を使用しています。
フックのみでは接着テープが見えますが、リースをかけると見えなくなります。
壁を傷つけず、はがせる接着テープなので、リースを飾らない時期は取り外せるのが良いです。
ハンギングバスケットのスタンドなどに飾ってもおしゃれですね。
リースを飾るポイント
室内に飾るポイント
室内に飾る際は、直接空調機器の送風が当たらない場所にしましょう。
直接風が当たると、劣化が早く進んでしまいます。
屋外に飾るポイント
軒下の雨や雪が当たらない場所がおすすめです。
風の強い日、雨や雪の日は室内に保管すると長持ちします。
おわりに
フレッシュグリーンリースの作り方はいかがでしたか?
オーナメントやリボンを変えるとクリスマスやお正月、他のイベントでも飾ることができます。
また、オーナメントをつけずにグリーンとリボンのみのリースも、植物の魅力が引き出されるのでおすすめです。
常緑樹の生花のフレッシュな香りに包まれながら、是非ご自宅で作ってみてください。